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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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デヴィッド・ボウィの出演映画がまとめて公開される(あと回顧展も)

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ミュージシャンのデヴィッド・ボウィが亡くなったのは、昨年1月です。昨年の記事ですが、あらためて。

>2016-01-11 16:39 1329
デヴィッド・ボウイさん、がんで死去 69歳になったばかり

 英ロック歌手で俳優としても活躍したデヴィッド・ボウイさんが10日、死去した。8日に69歳になったばかりだった。公式Facebookによると、18ヶ月にわたってがんと闘病し、最期は家族に見守られて息を引き取った。

 ボウイさんは、1967年にアルバム『デヴィッド・ボウイ』でデビュー。『ジギー・スターダスト』(72年)、『レッツ・ダンス』(83年)の大ヒットでポップスターに君臨し、奇抜な衣装、メイクなどでも注目された。

 一方で俳優としても活躍。故・大島渚監督映画『戦場のメリークリスマス』(1983年公開)にも出演し、坂本龍一、ビートたけしらと共演した。

 ボウイさんは今月8日の69歳の誕生日にニューアルバム『★』(ブラックスター)を発売。2013年に母国・イギリスで開催された大回顧展『David Bowie is』が来年春に日本で開かれることが決定したばかりだった。

私個人は、ミュージシャンとしての彼にそんなに思い入れがあるというわけでもないのですが、俳優としての彼には、並々ならぬ興味があったというところです。日本人にとってはやはり、「戦場のメリークリスマス」でのセリアズ役の印象が強いかもですね。

そしてボウイの死から1年たち、追悼上映ということか、彼に関する映画が公開されていますので、今日はそれをご紹介。ボウィの役は、もともとロバート・レッドフォードへオファーがされていたのですが、大島渚によると、レッドフォード自身が大要「この映画は米国では受けない」みたいなことを言って出演するにいたらなかったというのです。レッドフォードの意見はたぶん正しいのでしょうが、そう考えるとボウィのようなどちらかというと役者としては特異な位置にあるというか、カルト的な映画への出演が目立つ人物のほうが、この映画にはふさわしかった(?)のかもしれません。

こちらは、ニコラス・ローグが1976年に製作した「地球に落ちて来た男」で、これが日本で現在公開中です。すでに上映が終わっちゃっているところが多いんですが、しかし京都や佐賀などは20日までやっているので、興味のある方はぜひご覧になってください。

内容は、説明してどうこうという映画でもないし、ご覧になる方はたぶんそういったことを超越して観るのでしょうからここでは特に触れませんが、ただかなり性描写が激しいので、いくらデヴィッド・ボウィとはいえよくここまでやったなという気はします。ところでキャンディ・クラークって、「アメリカン・グラフィティ」に出ている人というイメージしかなかったのですが、こういう映画にも出演していたんですね。

なお撮影のアンソニー・B・リッチモンドという人は、ゴダールの「ワン・プラス・ワン」やマイケル・リンゼイ=ホッグの「レット・イット・ビー」など、ミュージシャンのドキュメンタリー(ゴダールのほうは、ドキュメンタリーなのかな)をもこなす英国の撮影監督です。ミュージシャンつながりで起用されたわけでもないのでしょうが、ビートルズにローリング・ストーンズにデヴィッド・ボウィとは、すごいミュージシャンの映画の撮影に参加しているものです。

ほかにも彼のドキュメンタリー映画が巡回上映中です。これも終わっちゃっているところが多いのですが、東京や京都ではこれから上映があるので、これもぜひご覧になってください。HPはこちら

>ドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』 回顧展の開幕に合わせ全国で17年1月より再上映

2016年1月に亡くなったデヴィッド・ボウイを追悼して上映されたドキュメンタリー 映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』。今回、大回顧展「DAVID BOWIE is」の日本での開幕に合わせ、再上映されることが決定した。2017年1月7日(土)から全国で順次上映される。

イギリスのヴィクトリア&アルバート博物館(以下V&A)で開催された回顧展「デヴィッド・ボウイ・イズ」は、長い歴史をもつV&Aで開催された展示会の中で史上最もチケットが入手困難な展覧会となり、150万人を動員した。映画『デヴィッ ド・ボウイ・イズ』は、瞬く間にチケットが売り切れたV&Aでのクロージング・ナイトで撮影されたものだ。

司会進行役 には本展覧会のキュレーターでもあるヴィクトリア・ブロークスとジェフリー・マーシュが務め、ステージ衣装、歌詞などの創作活動に使われたメ モ、ストーリーボード、ダイアリーなど、珍しく貴重な資料や当時の衣装などにまつわるストーリーを明かす。監督はロンドン・オリンピックの生中継や第82回アカデミー賞の監督も手掛けたハミッシュ・ハミルトン。

11月にイタリアでの開催を終了し、ついに2017年1月に日本でも開幕を迎える大回顧展。本ドキュメンタリーを展覧会の予習、復習として合わせて観ると、よりリアルに「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」デヴィッド・ボウイを感じることができるだろう。

さらに彼のライヴの映画も公開されます。記事を。

>デヴィッド・ボウイのライブ映画「ジギ-・スターダスト」が、約18年ぶりに劇場公開される。

本作は、ボウイが1973年7月にロンドンで行ったライブの模様を収録したコンサートフィルム。「ボブ・ディラン:ノー・ディレクション・ホーム」「ソウル・サヴァイヴァー」のD・A・ペネベイカーが監督を務め、山本寛斎が衣装を担当した。今回上映されるバージョンでは、全曲に新訳の歌詞字幕が挿入されている。

YouTubeにて公開された予告編には、当時グラムロックの象徴的な存在だったボウイが華やかで妖しいパフォーマンスを繰り広げる姿を収録。熱狂するオーディエンスに向かって「今日のショーは一生忘れないだろう。なぜならバンド最後のステージだからだ」と告げる場面も映し出される。

「ジギ-・スターダスト」は、2017年1月14日より東京・新宿K's cinemaほか全国にて順次公開。

いずれにせよこのような映画を劇場で観られるのは大きなチャンスです。読者の皆様におかれましても、ぜひご覧になってください。ミュージシャンの出る映画、ライヴ映画なども、やはり映画を語る上で外せないジャンルです。

さて、そうなると、彼の回顧展というのは、絶対見ないわけにはいきませんね。

DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展

もちろん私も見に行きます。読者の皆様もぜひどうぞ。デヴィッド・ボウィの世界を堪能しようではありませんか。


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