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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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「フレンズ」でアニセー・アルヴィナと共演したショーン・バリーのその後

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毎年このブログは、アニセー・アルヴィナの誕生日と亡くなった月である1月と11月には、彼女の関係する記事を発表するようにしています。が、あまりいいネタがないのが現状です。が、めげずに今年も記事を書きます。

映画「フレンズ〜ポールとミシェル 」で、アニセー・アルヴィナの相手役だった俳優が、ショーン・バリー(ビューリーとも)でした。公表されている生年月日によると1954年生まれとありますから、実はアニセーのほうが彼よりお姉さんだったということになります。アニセーは1953年生まれです。

彼は、1964年のテレビシリーズ「Beware of the Dog」なる番組でデビューをしています。どういうドラマなのかは判然としませんが、このブログでも以前記事を書かせていただいたジョン・モルダー=ブラウンも出演しています。モルダー=ブラウンは1953年生まれです。

たぶん彼がバリーでしょう。

右端がたぶんモルダー=ブラウンでしょう。真ん中がバリーかと思います。たぶん農村の一家についてのホームドラマで、モルダー=ブラウンとバリーは兄弟か同居しているという設定だったのかと思います。

左がバリー、右に座っているのがモルダー=ブラウンだと思います。

そのあとしばらく映画、テレビでの出演が確認できないのですが、68年に「Ifもしも....」に出演します。

私もこの映画は観ていまして、彼が出演していることはあらかじめ知っていましたから、あ、彼が出ているなと思った記憶があります。

それで71年についに「フレンズ」の出演になります。

上の写真のアニセー、きれいですねー。私が夢中になるのも当然の美しさです。

「フレンズ」は世界的に話題になりましたが、アニセーにばかり注目がいって、バリーのほうはあまり話題にならなかったように思われます。が、同じルイス・ギルバート監督により1974年に「続フレンズ/ポールとミシェル 」が公開されました。続編の制作は、日本での成功が一つの要因になったという話を聞いたことがありますが(英国ですら74年の11月の公開だったのに、日本では同じ年の3月です)、残念ながら内容はあまり良いものではありませんでした。

この後また映画出演が途絶え、77年の「007 私を愛したスパイ 」が彼の最後の(確認できる)芸能活動となりました。これはルイス・ギルバート監督で、俳優稼業をやめることを決断した彼に、最後のご褒美が与えられたのかもと私は勝手に考えていますが、もちろん真偽はわかりません。

たしかにかなり地味な顔立ちであり、子役上がりの彼としても、一生の仕事として俳優を続けていくことに限界を感じたのかもしれません。

その後彼の消息が報じられることもあまりなかったかと思われますが、米国アマゾンの「フレンズ」のVHSビデオのユーザーレビューで、「Sean Bury」と名乗る人物によるレビューが掲載されています。2004年7月18日付です。

このレビューワーがご当人かどうか私には確認できませんが、Sean Bury氏は

>ぼくはいつだって、試写会のあとのルイスの言葉を覚えている。「ショーン」ぼくの手を握りながら彼は言った。「君は何も恥ずかしがることはないんだぞ!」(ぼくはほっと息を吐いた)、それから彼は付け加えた。「でも自慢することも何もないんだからな!」

と書いています。さらに

>ぼくは今身障者施設で働いている。給料はひどいけど、笑顔は最高だ!

彼はすでに60歳を超えていますし、13年前のレビューですから、ご当人が書いたものだとしても今でもそうなのかは詳らかでありませんが、IMDbでも、この時の記述を典拠とした現況が記されています。ただここでは、子どもを教えているとされています。実は拙ブログにも、Sean Buryを名乗る人からコメントをいただいたことがあります。これも本人かどうか全く見当もつきませんが、こちらの記事です。

現段階、これ以上のことは調べられていません。アニセーはともかく、ショーン・バリーのことを覚えている人もあまり多くないでしょうが、たぶんアニセー・アルヴィナの共演者の最重要人物の一人は彼だと思います。また何かわかったら記事にしたいと思います。


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