先日ネットを見ていたら面白い記事を見つけました。
内容の詳細については、直接読んでいただければいいとして、私が面白く感じたところを引用してみます。
>もちろん基本的に依頼人のことは信じています。ただ信じることと確認することは両立します。信じるために補強証拠を集めるというのも矛盾しません。
>ちなみに深澤さんが弁護士の立場から見て、ウソをついている人の言動の特徴を箇条書きに並べると、
①質問と答えが一致しない。
②質問に端的に答えず、前提や動機など聞かれもしない理由付けを延々と話す。
③ほかならぬ「自分の行動と記憶」を質問されているのに、なぜか「普通の人」(一般例)の話をする。
④自分の記憶だけで答えればいいのに、なぜか証拠の有無や内容を熱く語る。
⑤自分の行動の内容や理由を聞かれているのに、相手方の性格とか評判を語りたがる。
⑥証明ができるかどうかではなく、自分が信じてもらえるかどうかに強い関心を抱く。
以上の6つが上げられるという。
なるほどねえと思います。このブログでちょいちょいご紹介したさまざまなエピソードが当てはまるような気がしますね。
ゴム会社に勤務していた男が、キャバクラ嬢に金をむしり取られた事件では、こちらによれば
>供述によると、女性から「病気になり、入院、手術費がかかる」と現金を要求され送金を開始。会おうとしても「面会謝絶になった」とメールで断られ、疑問に思って問いただすと「自殺する」と返信されたため、送金を続けたという。
もちろん、女性に入院や病気をした事実はなく、カネはほぼ全額をホストクラブ通いなどの遊興費に使い、残っていないという。
とのこと。
>疑問に思って問いただすと「自殺する」と返信された
というのは、最初の引用
>信じることと確認することは両立します。信じるために補強証拠を集めるというのも矛盾しません。
ということだし、また
>①質問と答えが一致しない。
>⑥証明ができるかどうかではなく、自分が信じてもらえるかどうかに強い関心を抱く。
ということにもなろうかと思います。ちなみにこの貢いだ男はすでに刑務所を出所しているかと思いますが、出所後も家族や親族をふくむいろんな人間から冷たい目で見られているでしょうから、これからの人生いろいろ大変だろうと考えます。もっともこれは、少なくともある時点からは、女を信じたというのでなく、精神的に投げやりになったという側面が大きいのでしょう。
また以前、ウイグルでビールのイベントがあった、これは酒を飲まないイスラム教徒であるウイグル人への弾圧だ、という趣旨の非難をする記事を書いた人物がいて、それを某ネット論客は
>嫌がらせにも程があるよなー。クズい。/ビールを抑圧の道具に使うな
とはてなブックマークで評しました。なおご当人理由は知りませんがネット論客をやめて逃げてしまったので、これは現在見ることができません。引用は、bogus-simotukareさんのブログより。
イスラム教徒イコール酒を飲まないというものでもないのですが、ご当人そんなこともご存じなかったんですかね? たとえばイスラム教徒がみな戒律を守って禁酒をしているのなら、下のような本は書かれないでしょう。
著者が、イスラム圏でいかなる手段で酒を入手したかという話が書かれています。もちろんサウジアラビアのように戒律の厳しい国もありますが、そうでない国(地域)もある。昔行ったシリアは、ダマスカスの裏道に酒屋がありまして、私もビールを飲みました。ほかにもマレーシアやインドネシアなども、酒が飲めないわけではない。
そうしたら、爆笑ものの話であることが分かりました。ウイグルは、酒文化が豊富であるのです。詳細はこちらの記事を参照してください。そして次のような指摘が入ったわけです。
>「国策アルハラ」という語の斬新さがやばい/軽く調べた範囲だとウイグルに飲酒文化があるのはわかった、がムスリムである以上禁酒する人が多いのも確かなようなので判断保留。
そうしたら、たぶんご当人も「変だ」と思って調べたのでしょう。そしておそらく「まずい」と考えたらしく、こちらのブックマークに対する応答として(別にこのブックマークは、この人へのメッセージではないのですが)次のようなことを書き加えたのです(苦笑)。
>元々酒も煙草も嗜む人が多かったらしいですが,最近はイスラーム回帰が進んでいるそうで,まあそりゃこの状況ではそうなるわな……という
最初のブックマークと話がぜんぜん違うじゃねえかよ(笑)!!!
要するにこの人物最初はデマ記事を真に受けたけど、これがデマ記事であることを認めざるを得なくなり、それで関係ない話を始めて逃げているわけですが、これもつまりは
>①質問と答えが一致しない。
②質問に端的に答えず、前提や動機など聞かれもしない理由付けを延々と話す。
③ほかならぬ「自分の行動と記憶」を質問されているのに、なぜか「普通の人」(一般例)の話をする。
といったことが当てはまります。こんな話、さっさと「これはデマ記事でした。自分のブックマークは撤回します」とでも書けば、それで済む話なんですがね。どんだけ自分の誤りを認められないんだか。なおご当人過去の自分の言動を恥じたのでしょう、自分のブログやブックマークなどを閉鎖、閲覧できない状態にしています。この人物は、私に対して、やれノルウェーがどうしたこうしたとか中国の連座制がどうしたこうしたとかきわめて悪質なデマを飛ばしたので、当方即刻撤回するよう厳重抗議したのですがこの始末です。まあそれは、(ご当人は絶対そんなことは認めないでしょうが)自分が悪かったと事実上は認めたのだろうとここは(きわめて)好意的に考えてあげることにしました。そういうわけで、ここではご当人のHNほかは武士の情け、(私のご先祖は商人なので)商人の情けで書かないことにします。
なお上のデマ元記事は、いまだ削除されていません(苦笑)。筆者はこんなデマ重々承知で記事を書いているのだから、上のデマブックマークを書いたた人物より数段悪質です(笑)。
あるいは、これはうそというより詭弁、デタラメ(上のビールの話もそういう要素があります)というものでしょうが、過日の横田滋氏死去に際しての記者会見で、安倍晋三を擁護して大要「動いていない人が安倍を批判するのは卑怯だ」といった横田の息子さんたちの発言も、
>①質問と答えが一致しない。
②質問に端的に答えず、前提や動機など聞かれもしない理由付けを延々と話す。
>⑤自分の行動の内容や理由を聞かれているのに、相手方の性格とか評判を語りたがる。
といったところがあてはまりますね。問題とすべきは、安倍晋三が首相在任中に拉致問題、北朝鮮問題で成果を上げたかどうかであって、過去に安倍がどれだけ拉致被害者家族に同情的だったかなんてことはどうでもいい話です。それでこの人たちは、本当に動いてくれた関係者を罵倒しているのだから、お話にもなりません。
いずれにせよ詐欺師であったキャバクラの女は論外ですが、上のような幼稚なデマすらも撤回できないような人物や、過去のことに拘泥し続ける人たちも本当に困ったものだと思います。どうしようもない光景です。