先日けっこう本気で驚いた記事を。
>「いきなり授業に現れ…」強制わいせつで実刑の東京福祉大・創設者 “運営関わらない”はずが総長復帰
12/23(水) 20:15配信
わいせつ行為で実刑判決…総長に返り咲き
FNNプライムオンライン
部下の女性5人へのわいせつ行為で実刑判決を受け、総長を辞めた東京福祉大学の創設者が11月、再び総長の座に戻っていたことが明らかになった。
アメリカ有名私立大学のガウンに身を包む一人の男性。
東京福祉大学の総長・中島恒雄氏(73)。
当時東京福祉大学関係者の会見:(2008年1月)
中島総長はこのたびお騒がせしたことに責任を感じて、務めている学校関係の役職は退任する意向を示しておられます
中島氏は2008年 警視庁に逮捕され、実刑判決を受けたため総長を辞任していた。
しかし、11月20日付で総長へ復帰していることが、大学のホームページ上で発表された。
女性部下5人にわいせつ行為
東京福祉大学は社会福祉専門の大学で、現在は東京都、群馬県、愛知県に計4カ所のキャンパスがあり、4400人ほどの学生が通う中規模の大学だ。
その大学のトップに立つのが中島氏だが、かつて実刑判決を受けた際に裁判長からは「教育者としてあるまじき犯行」と指摘されている。
中島氏は部下の女性職員5人を「土産物を渡す」などといって相次いで総長室などに呼び出し、無理やり抱きついたり胸を触ったりするなどして、2008年に懲役2年の実刑判決を受けていた。
中島氏の実刑判決に対し、大学側は再発防止を発表。
さらに、大学側は「今後中島氏を運営に関わらせない」と文科省に報告していたそうだ。
「授業にいきなり来るように…」
しかし文科省によると、その後も中嶋氏が大学の運営に関与していたという。
一体どのように関与していたか、東京福祉大学の卒業生から詳しい状況を聞くことができた。
東京福祉大学の卒業生:
去年、おととし、その前ぐらいの年に、授業とかにいきなり来るようになったんですよ。顔を出すみたいな感じで。王子のキャンパスに通っている友達も「今日、中島さん来たよ」って話をして
大学運営に関わらせないと報告されたはずの中島氏。
卒業生によると、2018年ごろから突然授業に顔を出すようになったという。
東京福祉大学の卒業生:
教壇に立っている先生たちの教え方がよくないみたいなのを、学生がまだ教室に残っている時間にやり始めたり。中には、中島さんからそういう話を学生の前でされるのが嫌だったから、授業を早く切り上げて帰る先生もいたり。
文科省は、総長復帰の経緯を学校側に説明を求めているところだという。
FNNでは大学側に取材を申し込んだが、これまでのところ回答はない。
教育現場は”再犯の恐れ”の場に
加藤綾子キャスター:
刑期満了を10年過ぎたからといって、複数の女性への強制わいせつで実刑判決を受けた人が教育現場に戻ってきていいというのは、私は受け入れられないですし、学校の体制・あり方にも問題を感じてしまいます
住田裕子 弁護士:
犯罪者が更生することは大事なんですけれども、あの事件自体がパワハラ・セクハラの最悪の事件ですから、できれば再犯になるような場は絶対許せないわけです。
やはり、こういう権限を用いるところにいるのは望ましくないですし、文科省も問題視していますから、さらに強い処分はやむを得ないと思いますね
(「イット!」12月23日放送)
昔なら確かにこういうのもありかもですが、さすがにセクハラだ性犯罪だといったことに厳しくなっている昨今では、ちょっと信じがたいですね。この復帰をした中嶋という人物の社会常識の欠如やクズぶりというのも相当なものです。文科省もさすがに問題視しているようですが、大学はまともな回答ができるんですかね? とてもそうは思えません。ちなみにNHKの報道でも
>復帰を受けて文部科学省は、大学側のこれまでの説明とそごがあるとして経緯の報告を求めています。
これについて大学は「担当者が不在のため詳細を把握しておらず、お答えできない」としています。
とのことで、まともな釈明ができるとも思えません。それで毎日新聞の記事もすごいですね。引用を。
>(前略)
大学は08年6月、中島氏に権限が集中していた体制を見直し、学長と法人理事長を分離したうえで、中島氏の復職は認めないとする再発防止策を公表した。文科省は、中島氏を運営に関与させないよう大学側に求めてきたが、服役し出所後の10年7月から「事務総長」として雇用されたり、コンサルタント業務を請け負ったりするなどの関与が確認された。そのため、私学助成金を分配する「日本私立学校振興・共済事業団」はたびたび助成金を減額してきたが、10~18年度の交付額は計約29億円に上る。
文科省は中島氏の運営への関与を問題視し、説明を求めたところ、同法人は19年2月、「事件以降、(中島氏を)経営や教育に一切関与させておらず、今後も同様」と文書で回答した。ただ、刑法では刑期満了から無事に10年が経過すれば刑の言い渡しは効力を失う(刑の消滅)とされているため、この文書の中で、刑期満了から10年となる20年10月24日以降に中島氏を復職させる意向を示し、文科省が撤回させた。
しかし、同法人によると、中島氏は11月20日の学長候補者選考委員会で選出され、理事会の承認を経て同日付で学長と理事長を兼務する総長に就いた。トップに復職した理由について、同法人総務課は毎日新聞の取材に「本格的教育者である中島によって本学の教育理念を確実に実践し、公務員、教員採用試験等の合格者教育実績をさらに上げて社会的信用を回復していこうという中で、今回の復帰となった」などと文書で説明した。
学長だった太田信夫氏は20年4月の就任後から体調を崩し10月以降に水野良治理事長(当時)に辞任の意向を伝え、水野氏も「一身上の都合」で11月20日付で辞任したという。
文科省私学部は大学側に見解を確認へ
今回の復職を受け、文科省私学部の担当者は「中島氏の関与は不適切だという再三の指摘を無視し、過去の説明をほごにした。見解を確認する必要がある」と話している。
元検事の郷原信郎弁護士は「一人が理事長と学長を兼ねる体制にはしないと約束したのだから誰であろうと権力集中を再び許したことは問題がないとはいえない」としつつ、「復帰したことの違法性は指摘できない」と話す。
一方、リスクマネジメント論が専門の亀井克之関西大教授は「文科省の指摘を無視し、内部から疑問の声が上がってもはねのけてしまう。組織を脅かすリスクには経営者による『ワンマン』や『私物化』があり、今回のケースは典型例と言える。コンプライアンスが厳しく求められる時代に、法人としての見識が疑われても仕方がない」と指摘している。
東京福祉大は東京都と群馬、愛知県に計4カ所のキャンパスがあり、学生と大学院生は計約4400人。
「恐れていた日がやってきた」
東京福祉大の総長に中島恒雄氏が復職した翌日の11月21日、東京都豊島区の池袋キャンパス教務課の壁には、金色の額縁に入った中島氏の顔写真が本人の指示で掲示された。かつて米ハーバード大に学者として招へいされた際の証明書を拡大コピーしたものだ。3日後には群馬県伊勢崎市の伊勢崎キャンパス教務課にも同じものが掲げられた。
しかし、学内からは中島氏の復職に疑問の声が聞かれる。教職員に一斉メールで中島氏の復職が伝えられたのは12月7日。ある関係者は声を潜めて言う。「復職のうわさは2~3年前からあった。教職員の多くは恐れていた日がやってきたと、顔をこわばらせていた」
今年10月前後には、教職員が個別に管理職に呼ばれ、文部科学省に提出するとみられる「嘆願書」への署名を迫られたことがあったという。嘆願書は「中島博士は余人をもって代えがたい。一日も早い現場復帰を望む」という趣旨だった。
東京福祉大では2016~18年度に計1610人の留学生が所在不明となっていることが文科省の調査で判明した。ある大学関係者は「復職にあたっての教職員へのあいさつは、謝罪や反省どころか『自分は悪くない』という内容だった。留学生の問題が起きたばかりの大学のトップに中島氏を据えるのはどう考えても適切だとは思えない。学生や世間にも説明がつかない」と語る。
引用中
>中島博士は余人をもって代えがたい。
とありますが、こんなクズ大学の学長に好んでなる人間は、この人物しかいないということなんですかね(苦笑)。いや、「クズ大学」はひどいですが、しかし上にもあるように、この大学は留学生不明事件も話題になっているくらいで、それでこんなことをしていたらさすがにまずいでしょうに。それにしても朝日新聞の記事によると、
> 大学の担当者は取材に「卓越した人格と学識を持つ中島氏の強いリーダーシップを求める声が学内で自然発生的にあがったため」と復職の理由を説明した。復職に法的な問題はないとし、「余人をもって代えがたく、宝の持ち腐れになってしまう」とも述べた。
ですからねえ(呆れ)。へー、性犯罪で実刑判決を受けている人間でも、世の中って「卓越した人格」を持っているって考えてくれるんですか。そういう世の中って、いったいどこにあるんですかね(苦笑)。ほとんどディストピアのレベルじゃないですか。いや、さすがにこの担当者が本気でこんなことを言っているとも思いませんが(苦笑)。前にご紹介した、宮崎市の観光親善大使が、やたら天照大神がどうしたとか神武天皇がこうしたなんて話をしているのと同じようなものでしょうが、神話を観光に利用するのもどうかと思うとしても、東京福祉大学のほうはとてもそんな次元じゃないでしょう。ひどいにもほどがある。
観光のためとはいえ、神話を史実であるかのように扱うのもいいかげんにしてほしい(ラグビー日本代表のさざれ石の見学なんていうのは、愚劣にもほどがある)それで、たぶんこの中嶋(中島)という人は、一種の精神障害、発達障害のたぐいなんでしょうね。画像の引用は省略しますが、自分の写真ほかを大学のHPや事務室の壁に飾るなどというあたりは、かなり特異な自己顕示欲を感じます。特にHPの画像なんて、あんなものを出したら見ている人間を不快にさせるだけでしょうに(笑)。世の中多少なりとも常識があれば、自分がこんなことをしたら関係各所に迷惑がかかるくらいのことは考え着きますが、そんな程度のことも頭から抜け落ちているのでしょう。私もこれはかなりひどいと思いますが、上の郷原弁護士の指摘のように、法的な問題自体はないと思われます。ここは文科省が強力に指導してもらって、少しは懲りるようにしてほしいと思います。別に文科省なんて役所を好きなわけではありませんが、こういう時にはある程度積極的に動いてくれなければ仕方ありません。
余談ですが、前に本に関するエッセイを書いていた(最近はあまり活動していない模様)井狩春男という人物が、自分の本に自分の顔のでかいイラストを表紙にしていて、そういうことするかと思ったことがありますが、たぶん彼もある種の変てこな自己顕示欲の持ち主なのだと思います。彼はいろいろ不祥事を起こしまして、それで長きにわたって本も出せないのでしょうが、彼のだらしなさ、けじめのなさなども、たぶん発達障害めいたものがあるのだと私は(勝手に)考えています。その真偽はともかく、困った人間です。
過去の人間かもしれないが、さすがにこれはどうかと思う井狩なんかどうでもいいですが、さすがに上の記事にもありますように、東京福祉大学の(まともな)事務の人や教員、学生ほか関係者は、相当この中嶋という人の暴走を迷惑がっているでしょう。迷惑に感じないのは、中嶋の身内か、何らかの利害がある人間くらいではないか。でも・・・たぶん中嶋をとめられる内部の人はいないんでしょうねえ。前にも書きましたけど、さすがに性犯罪で実刑判決を受けて服役したような人間が大学の学長や学校法人の理事長に復帰したらまずいだろ(文科省からもにらまれているし)なんていう「社会常識」を無視されたらほんとどうしようもないですね。
社会常識、道理、正論、合理的解釈、法令順守、他人に迷惑をかけない、こういったことが通用しないと本当に迷惑だしどうしようもない 社会常識、道理、正論、合理的解釈、法令順守、他人に迷惑をかけない、こういったことが通用しないと本当に迷惑だしどうしようもない(2)それでですよ、そういえば最近、おんなじようなレベルの不祥事があったよなあと思い出しました。DHCのトラブルです。
DHCに「差別だ」と批判あがる。競合他社を在日コリアンへの蔑称を使い批判
>(前略)
在日コリアンへの蔑称使い、他社を批判
問題視されているのは、DHCが公式オンラインショップのサイトに掲載した「ヤケクソくじについて」という文章。吉田嘉明・代表取締役会長の名義で、2020年11月に書かれたものとしている。
文章は自社製品サプリの優位性をアピールするもの。価格面について、他社を「DHCなら500円で売れるものを5000円近くで販売している」とし、消費者についても「消費者の一部は、はっきり言ってバカですから、値段が高ければそれだけ中身もいいのではないかと思ってせっせと買っているようです」と批判した。
そして、同じくサプリを手掛けるサントリーについて「CMに起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員がコリアン系の日本人です」とし、蔑称を交えた呼称を使い「ネットでは揶揄されているようです」と綴った。この部分について根拠は一切示されていない。
この文章が話題になると、Twitterでは抗議の声があがった。「#差別企業DHCの商品は買いません」というハッシュタグは、12月16日午前10時現在日本のトレンド2位に。「企業のトップとしてこういう発言を出すのはどうか」「有名企業が使っていて許されるのか」などといった投稿が寄せられている。
ハフポスト日本版がDHC広報部に電話したところ、「電話では取材を受けられないので、メールを送ってほしい」との返答があった。そのため、Twitter上での批判に対する受け止めや、この文章が差別に該当すると考えるかなどをメールで問い合わせている。返答があった場合、追記する。
DHCから回答はあったんですかね? そう思って確認すると、予想通りですが、
>答することは特にございません
とのこと。
ちなみにサントリーの件で、コリアン系がどうしたこうしたというのは、水原希子のことのようですね。さすがにあまりにひどい差別に驚きます。はっきり言って正気の沙汰ではありませんね。だいたい吉田という人物は、これはWikipediaから引用させていただけば、次のような主張をしています(注釈の番号は削除)。
>2018年5月、傘下のインターネット動画配信メディア「DHCテレビジョン」の放送が放送倫理・番組向上機構(BPO)によって「重大な放送倫理違反があった」と批判された件について、産経新聞社のオピニオンサイト「iRONNA」に手記を送る形で抗議を行った。以下にその内容を一部引用する。
今、問題になっている放送倫理・番組向上機構(BPO)についてですが、(中略)そもそも委員のほとんどが反日、左翼という極端に偏った組織に「善悪・正邪」の判断などできるのでしょうか。
今回の騒動をきっかけに、朝日新聞の購読中止と広告掲載の禁止を全社員に通告しました。
BPOは、NHKと地上波の民放テレビ局(民放連)から選任された委員で構成されていますが、普段NHKや地上波の民放テレビを見ていて何かを感じませんか。昔とは明らかに違って、どの局も左傾化、朝鮮化しています。
TBS系『サンデーモーニング』が最も分かりやすいと思いますが、出演するコメンテーターの発言や放送内容はいずれも反日、反安倍を貫いており、徹底した左寄りの番組です。他の放送局もここまで見え見えの極端さはないにしても、内容的にはどれも五十歩百歩に過ぎません。NHKはさすがに国民の税金で支えられているだけあって、見え透いたやり方は避け、巧みにカモフラージュしていますが、やはり左傾化は隠しようがありません。
今、多くの番組で東大や早稲田大出身の教授、在日帰化人のジャーナリストや文化人、一見性別不明の左翼芸能人らが特に珍重されているようです。
政界、法曹界は特に在日帰化人が多いことで知られています。日本の全弁護士が所属している日弁連という団体がありますが、みなさんぜひ一度調べてみてください。本稿ではあえて触れませんが、驚くべきことが分かります。
さて、表面的には政界の在日帰化人が最も目立ちますが、彼らはいやしくも国権の最高責任者であり、選挙によって選ばれた国民の代表者ですから、誰も文句を言う資格はないのです。何と言おうと国民が選んだわけですから。そもそも在日帰化人に、国会議員になれる資格を与えていいのかという問題もありますが、現行法で許されている限り、甘んじて受け入れざるを得ません。
それにしても、昔の民主党(今の立憲民主党、民進党、希望の党)のような政党に再び政権を取られることがあったら、この美しい国、日本は完全に終わりを告げるでしょう。
東大出になぜ在日コリアンが多いのかというのには理由があります。(中略)もし東大に落ちたら彼らはどうするか。ほとんどが早大へ行きます。その中から日本を忌避する学生は、やがて学生運動にはまり、左翼活動家へと変貌していくのです。学生運動家は卒業時、左翼系マスコミしか拾ってくれませんので、こうやってマスコミと在日コリアンは切っても切れない縁になっていくというわけです。
事実、日本には保守派寄りのテレビ局どころか中立のテレビ局さえ皆無です。NHKでさえ中立ではありません。こんないびつな状態は先進国として異常だと言わざるを得ません。
いやー、これはさすがにすごいですね。ていうか、いくらなんでも産経新聞のサイトとはいえ、こんなものを掲載するというのもすごい。これ、DHC(吉田)から金もらって掲載しているんですかね? いや、さすがにこんなもの、金を積まれたってまともな新聞社なら掲載しませんが。
それでさすがにこれも、DHCの人たちは、たいていの人は迷惑に感じているんでしょうね。こんなことされたら売り上げに悪影響を及ぼしかねない。しかしたぶんですが、そういったことを吉田という人物は意に介さないのでしょう。まさに社会常識が通用しないのだからお話にもなりません。inti-solさんもご指摘のように
>DHCって、吉田が創業者のようなので、きっとワンマン社長で、社内じゃ誰も逆らえないのだろうな、という気はします。吉田が経営から引退するのは、死ぬか寝ぬきりになるときか会社がつぶれる時しかないんじゃないか、という気がします。
ということなんでしょうねえ(inti-solさんの記事に投稿した拙コメントに返してくださったコメント)。吉田は1941年1月31日生まれとのことですのでもうすぐ80歳です。若くはないにしても、今どき80歳なんて大した「高齢者」でもないしね。
こういうのを「老害」「非常識」「迷惑」ほかさまざまな罵り言葉がでますが、まったく迷惑ですよね(苦笑、いや笑っている場合ではない)。最低レベルの常識もない連中というのは、ここまで他人に迷惑をかけるのです。愚劣にもほどがあるとはこのことです。なお、inti-solさんに感謝してこの記事を終えます。