記事にはしていませんが、2015年2月~3月に、ミャンマーのヤンゴンに行きました。いつものことながら、いろいろ面白い旅でした。
それで、2011年に初めてミャンマーに行ってから、私は2015年まで2014年以外は1年に1回は行っています。13年には2回行きましたから、計5回です。
それで何人か顔見知りの人もできましたし、だんだん私も、ヤンゴンの街について詳しくなりました。いろいろなことがわかってきたとでもいうべきかもしれません。
逆に、ちょうどこの時期がミャンマーが軍事政権から変化していく過程でしたので、この国が良かれ悪しかれ急速に変化して行くことも感じました。11年の際は、80年代くらいの日本車がやたら走っていたのですが、だいぶ数が少なくなりました。11年の際は、古い日本車を「お、古い車がある!」と眺めていた私を、自分を眺めていると勘違いした若い女性が、微笑み返してくれました。それがあったから、私はミャンマーが好きになったといっても過言でないのですが、しかしそのような部分もだいぶなくなりましたね。街の人々の写真を撮るのも、11年の頃ほど豪快に撮るわけには行かなくなっています。いい悪いはともかく、それが近代化、現代化というものだと思います。
実際2015年に通りで写真を撮ったら、若い女性がかなり恐い目で私を見ました。道行く人からそのような表情をされたのは初めてだったので、このとき、あ、ミャンマーも変わったなと思いました。たぶん2011年のミャンマーも、昔を知っている人たちからすればずいぶん変わっていたのでしょうが、11年から15年までの短い間でも、この国はずいぶん変わったと思います。かつては写真を撮ることを快くOKしてくれた人が、そうでもなくなる過程を見るのは、仕方ないとはいえやはり残念です。
しかしそのようなミャンマーが今後どんな姿に変貌して行くかということも私にはとても興味があります。いずれ移住する予定ですから、その時のその変化に私も対応していかなければなりません。
そういうわけで、2016年もヤンゴンに行くことにしました。どのような旅になるかはわかりませんが、また私なりに写真を撮って読者の皆さまにお見せしたいと思います。どのような姿になっていくのか、いろいろ私なりに観察してみたいと思います。